名古屋大学あすなろ保育園 病児保育受入れ基準
平成25年1月28日
名古屋大学あすなろ保育園運営協議会
1.病児保育を利用できる場合
医師により集団保育可能と診断された場合に利用できる。(回復が速やかに見込まれる急性疾患)
【病状・症状の目安】
① |
38.5℃程度までの発熱性疾患 |
② | 百日咳,麻疹,流行性耳下腺炎,風疹,水痘,流行性角結膜炎,プール熱,ロタウィルス,急性耳下腺炎,手足口病などの回復期(「病児保育を利用できない場合」に留意のこと) |
③ |
軽微な鼻水・咳などの急性上気道症状 |
④ | 軽微な嘔吐・下痢などの急性胃腸炎症状 |
* ただし,定員を超えたり,他の受入れ病児の感染症の種類によっては,受け入れできない場合がある。
2.病児保育を利用できない場合
医師により集団保育不可能と診断された場合は利用できない。
【病状・症状の目安】
①
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感染症の強い疾患(第二種学校伝染病※1,ロタウィルス・ノロウィルス等)で,他児に感染する恐れがある場合※2 |
② | 38.5℃以上の発熱が続いている場合 |
③
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嘔吐,下痢がひどく脱水症状の兆候(唇,舌,皮膚の乾燥,粘膜がベトつく,グッタリして元気がない等)がある場合 |
④ | 咳・喘鳴(ゼーゼー)がひどく呼吸困難である状態 |
⑤ | 感食欲がなく,ほとんど飲んだり食べたりできない状態 |
⑥ | 点滴などの医療行為を行っている場合 |
⑦ | 重篤な疾患で直ちに入院等の措置が必要と考えられる場合 |
⑧ | 難治性の疾患で現在治療中の場合 |
⑨ | 免疫抑制剤の投与中であって免疫機能が著しく低下している状態 |
⑩ | 感染しやすく,一旦感染すれば重症になる危険性が高い場合 |
⑪ | てんかん発作が頻回に起こっている場合 |
※1 | 第二種学校伝染病 |
インフルエンザ,百日咳,麻疹,流行性耳下線炎,風疹,水痘,咽頭結膜熱,結核, 髄膜炎菌性髄膜炎 |
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第二種学校伝染病 | |
インフルエンザ,百日咳,麻疹,流行性耳下線炎,風疹,水痘,咽頭結膜熱,結核,髄膜炎菌性髄膜炎 | |
※2 | 受け入れ対象外の感染症とその許可基準 |
・インフルエンザ(解熱後3日が経過していれば利用可能) ・百日咳(特有の咳の消失後または5日間の適正な抗菌剤による治療が終了していれば利用可能) ・麻疹(解熱後3日が経過していれば利用可能) ・流行性耳下腺炎(耳下腺,顎下腺または舌下腺の腫脹が発現後5日を経過し,かつ, 全身状態が良好となれば利用可能) ・風疹(発疹の消失後は利用可能) ・水痘(すべての発疹が痂疲化すれば利用可能) ・咽頭結膜熱(主要症状消退後2日が経過していれば利用可能) ・マイコプラズマ感染症(解熱後2日が経過し症状改善していれば利用可能) ・RSウィルス感染症(解熱後2日が経過していれば利用可能) ・溶連菌感染症(有効な抗生剤の内服開始後2日が経過していれば利用可能) ・アデノウィルス感染症(解熱後は利用可能) ・ヘルパンギーナ(解熱後は利用可能) ・手足口病(発疹・水疱の消失後は利用可能) ・ロタウィルス・ノロウィルス(医師の集団保育可能の診断があれば利用可能) ・髄膜炎菌性髄膜炎(病状により医師において感染のおそれがないと認めるまで) |
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* | 解熱後とは原則として(解熱剤の使用なく)37℃台に解熱したことをさす。 |