男女共同参画室室員紹介

名古屋大学男女共同参画室 准教授  榊原千鶴(さかきばら・ちづる)

愛知県出身。1984年南山大学文学部卒業、3年間の教員生活を経て、1987年名古屋大学大学院博士前期課程入学、1989年同修了、1995年同後期課程満期退学。博士(文学)。 1995年名古屋大学文学研究科助教、2010年より名古屋大学男女共同参画室助教、2011年同准教授。

参画室では、おもにワークライフバランス促進支援(含:学内保育園、学内学童保育所関連)、理系女子学生コミュニティあかりんご隊支援などを担当しています。また、ブザン公認マインドマップ教育フェローの資格を活かし、スキルアップ支援のひとつとして、学内研究者向けにマインドマップ講習会「マインドマップを仕事にいかす!」を開催しています。

専門は、日本の中世から近・現代に至る女性教育史および日本中世文学です。

著書:『平家物語 創造と享受』(1998年)、『女訓抄』(美濃部重克氏との共著、2003年)、『日本語上手。ひと味ちがう表現へ』(名古屋大学日本語表現研究会、2006年)など。

論文:「女性が学ぶということ ― 女訓から考える軍記物語 ―」(『日本文学』2002年)、「明治二十四年の『からすまる帖』― 福羽美静にみる戦略としての近代女性教育―」(『名古屋大学文学部研究論集』2009年)、「「世界の花ならむ事を望む」― 跡見花蹊にみる“知”の継承と明治初期の女性教育―」(『名古屋大学文学部研究論集』2010年)、「女子用書簡文範の鼇頭と軍記物語 ―『通俗書簡文』を手がかりとして ―」(『日本文学』 2011年)ほか。

連載:「“ 知”の継承から考える明治期の女性教育 ― 先駆者の気概に学ぶ―」(『文部科学教育通信』2010年2月~8月)。